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エンケラドスで水素発見、のニュースを物理屋崩れが解説してみた

土星の衛星、エンケラドスの周囲で水素分子を発見。それにより生命存在の可能性が高まった。という発表がNASAからされたようです。

いいニュースですね~。

大学院で物理を専攻したけど宇宙や太陽系が専門だったわけでも特段ない、程度の知識で解説を試みたいと思います。

太陽から遠く離れた衛星エンケラドスの表面は、分厚い氷で覆われています。しかし、衛星そのものは土星の潮汐力により熱せられており、氷の割れ目から水蒸気が間欠泉のように宇宙空間へ高く噴き出ていることが以前から知られていました。私も学研の図鑑についていたDVDで見たことがあります。

今回の発見は、その中に水(H2O)だけでなく「水素分子」(H2)が存在することがわかった、ということがポイントです。これは、エンケラドスの海底から熱水が吹きだし、周囲の岩石と反応して水素分子が作られていることを示唆するとのことです。

地球において、ガラパゴス沖の深い海の底で「化学合成系」の生物たちが発見されたのが1977年。化学合成系とは、深海の熱水噴出孔から湧き出る硫黄や水素分子などを食べるバクテリアを一次生産者として、さらにそれを食べる他の生き物たちがいるという、太陽の光(光合成)に頼らない生態系のことです。20世紀の生命科学において最大の発見の一つと言われました。

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今回の発見の意味は、エンケラドスでも、それとよく似た環境が整っているかもしれないということなのです。

恒星からの距離がちょうどよくて、惑星や衛星の表面に液体の水があり、生命が安定して存在しうる範囲を「ハビタブルゾーン」と呼びます。いまの太陽系では、地球の少し太陽寄りから火星の先あたりまでと言われています。

しかし、エンケラドスのように潮汐力や、または地球の内部のように星内部の原子核崩壊などを熱源とするのであれば、恒星の光が届くことは必須ではないのです。ハビタブルゾーンの定義が広がるということです。

原始的なバクテリアの形かもしれないとはいえ、地球の外で生命が見つかる可能性が少し高まりました。

私たちの銀河系には約1000億個の恒星があり、その一部には惑星があります。また、そのような銀河が、全宇宙には1000億個存在すると言われています。

もし「目と鼻の先」である土星の近くで生命体が発見されたら、この広い広い宇宙は生命に満ち溢れていると考えるのが自然なこととなってくるでしょう。

とはいえ、やはり土星は遠い。もしエンケラドスの表面に着陸して分厚い氷を掘り、海水のサンプルを採取する探査機を作れたとしても、探査機の設計、製造と打ち上げ、そしてエンケラドスへの到着まで少なくとも20年くらいはかかるのではないでしょうか。もうしばらくは気長に待つことに致しましょう。

なお、今回の発見をもたらした探査機カッシーニは、地球を1997年に出発し、7年後に土星周回軌道へ到達。
それから13年間観測を続け、今年の秋に土星の大気圏に突入させて焼失、その長い長い、実り多き旅を終える予定だそうです。

ありがとう、本当にお疲れさまでした。

低糖質一周年

低糖質ダイエットで爆やせ、4週間で4.5kg減量したのが昨年の2月から3月だったので、それからちょうど一年になります。

その後どうなったか?

61-62kg程度のレンジで、減量モードだった頃の体重をほぼそのまま維持しています。
痩せても長期間維持できなければ意味ないわけで、そのためには辛くなく続けられなければなりません。実践していることをいくつか書いておこうと思います。

1. とにかく肉と卵を食べる
朝から肉と卵をたくさん食べます。糖質はほぼゼロで、たんぱく質ほかの栄養が豊富です。特に卵は安いしおいしいので、ゆで卵、温泉卵、オムレツ、納豆と混ぜてなど盛んに食べています。コレステロールが心配な向きもあると思いますが、普通の健常者が卵を一日5個くらい食べたところで健康被害のようなものは起きないというのが真実のような気がします。
また、ランチはコンビニであれば温泉卵、外食の場合は生姜焼きやトンカツなどのごはん抜きです。トンカツは衣の糖質が多少はあるのですが、ごはんやうどんを食べることに比べれば無視できる程度です。炭水化物を摂らずにお肉でランチしているとお金がかかるでしょうともよく言われるのですが、様々なダイエットやスポーツジム、減量ジム等よりは遥かに安上がりで、かつ簡単です。

2. プロテインを活用する
ザバスのプロテインパウダーを、アマゾン定期便で買って毎朝飲んでいます。私はホエイが苦手なので(お腹を壊す)、もっぱら植物性のソイプロテインです。大丈夫な人ならホエイでもいいと思います。朝起きて体が乾き、お腹が空いて、かつ寝ぼけている時に、牛乳とココア味のソイプロテインとエスプレッソを一粒の氷と共にシェイクして飲むと、栄養も水分もカフェインも体に染み渡るような感じがして最高です。
プロテインは、間食にも活用できます。低糖質食を続けていると頻繁にお腹が空くため、間食が多くなります(というか、普通の食事と間食の区別があいまいになってくる)。その際スナック菓子や甘いものに手を出すと低糖質の効果が薄れるため、プロテインを飲んでお腹を膨らませることにより、間食で糖質を摂ってしまうことを防止します。
なお、牛乳でプロテインを割ったドリンクは子供たちにも毎朝飲ませています。保育園や学校の給食ではややもすると炭水化物過多になりがちなので、子供の成育に本当に必要なたんぱく質を補給するのにいいのではないかと思います。ソイプロテインは臭みが全くなく普通においしいので、子供たちも喜んで飲んでいます。

3. コンビニでは、ホットフードを活用
平日のお昼や休日のお出かけ先ではコンビニを利用することも多くあります。その際には、上述の通りお惣菜コーナーのゆで卵や温泉卵のほか、レジ前のホットフードコーナーを活用します。から揚げやフランクなどです。から揚げは当然衣に糖質がありますが、本格的な主食に比べれば微々たるものです。それよりも、温かくてボリューム感のあるものを食べることにより満足感を覚え、余計な糖質を摂ってしまうことを防ぐメリットの方が大きいように思います。冬場であればおでんの卵やつくねもよく食べています。

低糖質生活の継続のために実践していることを何点か述べましたが、これらを極めて厳密に運用し、他の物を食べないわけでは全くありません。体重を積極的に減らすモードとは違って維持するモードでは、あまり厳しすぎると続かないからです。たまにはマックのポテトやお寿司、果物類、はたまた甘いお菓子やケーキなど、糖質たっぷりのものも食べます。ただ、毎日の生活における基本的な食事に比べるとそれらは絶対量としてごくわずかなので、「ご飯やうどんを控え、代わりに肉や卵をしっかり食べる」という基本方針を日々維持していれば、たまの例外は全く気にするまでもないと思います。

Sailing Tahiti 2016 クルーズ2日目 ボラボラ島へ

12月25日日曜日、クルーズ二日目です。夜は風で少し揺れたようですが、快適に眠れました。雲が少し多めで、早起きして夜明けの様子を見ていると、世の中全体がピンクに染まったような美しい朝になりました。

東からの風が相変わらず強く吹いています。今日はさっそくボラボラ島へ渡る日です。タハアからボラボラまでの西行き約20マイルを追い風で行けそうです。

朝食の後出航して、タハア島西部のPaiPai Passから外洋に出ます。大きなセールに苦労しながらジェノアを展開し、ビームリーチ~ブロードリーチで走ってみると、フォアセールだけで7ノットくらい出てビックリ。やはり55ftのカタマランともなるとかなり速度が出ますね。続いてメインセールも揚げて、一度ジャイブの後、真っ直ぐボラボラ島を目指します。

途中で風が上がって雨も降り出し、一時期視界も悪くなりましたが、その分スピードは上昇。雨の中を10ノットオーバーの快速で走っていきます。スタボ側のコクピットから舷側を見ていると、すごい速さで水が後ろに流れてモーターボートのようです。自分が操船するセールボートで10ノットも出たのは初めてです。

そんな中を、薮下さん、亀山さんと交代しながら操船していきます。しかし、ボラボラ島南側のリーフに達する頃には晴れ上がって風も落ち、ボラボラ島の特徴的な山の形と周囲の小島がきれいに見えていました。風も弱くなりましたのでジェノアを収納、メインセールの機帆走でパスの入り口を目指します。

正午ごろにボラボラ島入り口のPasse Teavanuiを通過。浅いところに注意しながらMotu (=小島という意味) Toopuaの西側を通り、ラグーン内でのクルーズを堪能します。きらめく陽光とエメラルドグリーンのラグーン、遠くでリーフに砕ける白波。これぞタヒチ、これぞボラボラです。薮下さんの娘さんは、ISPA岡田先生サイン入りのノースセールのキャップがボラボラの陽光によく映えています。

Toopuaを反時計回りに半周して、島南東側のウエストカーディナルブイの近くでアンカリング。ディンギーとカヤックを降ろしてスノーケリングに出かけます。昨日タハア島で泊まった地点は完全な砂地でしたが、ここは珊瑚礁エリアのすぐ近くで魚もたくさん。ダイビング用のムアリングブイにディンギーとカヤックを係留して楽しみました。

スノーケリングが終わり、カヤックでヨットに戻ったところで、ちょっとしたトラブルが発生!手が滑ってSONYのアクションカメラを水中に落としてしまいました。防水ケースに入れているので大丈夫なのですが、沈んでしまってどこにいったかわかりません。水深も7mくらいあって、スキンダイビングで探すのはとても無理そうなのですぐに諦めました。あ~あ、今回の旅のために防水ケースを買ってから、使ったの初めてだったのに。しかしこのSONYカメラ、思わぬ形で数日後に手元へ戻る事になるのでした。本稿でまた後ほど登場します。

この日はそのまま停泊してもよかったのですが、南の風が吹き始めていたため、風裏へ移動することにします。アンカーを揚げて、ヴァイタペの町の沖合を通過してボラボラヨットクラブ (BBYC) へ向かいます。片側タンクの水が早くも少なくなってきていたため沖から電話し、ヨットクラブの桟橋に接岸して係留して、水を補給させてもらいます。ここのハーバーマスター(?)Marcさんは親切でいい人でした。ついでに水を浴びて体の潮を流しながら、しばしの休憩です。子供達は桟橋に降りて、デッキやソファで好きなように遊んでいます。

BBYCは西側が大きく広く開けたところにあり、晴れた日の夕方は景色が最高です。桟橋はシンプルなウッドデッキで、真横に茅葺屋根でオープンエアのレストランがあります。今夜はここのムアリングブイで泊まることにして、夕食の予約を17時半から入れます。水の補給が終わり、船を桟橋からムアリングブイに移動して、ディンギーでまた桟橋へ。クルーズ二日目の夕食は、BBYCでのサンセットディナーとなりました。沖合に停泊するヨット、その向こうに沈むボラボラの夕日。素晴らしい開放感です。記念にクラブのポロシャツを何枚か買って帰りました。

Sailing Tahiti 2016: 出発までの準備~クルーズ初日

「今年もまた、タヒチへ行こう」。
そう決めたのは、前回2015年末のタヒチクルーズ成功の余韻も冷めやらぬ、2016年3月頃のことでした。行くと決めたらまずは日程です。クルーズには短くとも一週間は欲しいところです。また、エアタヒチヌイのタヒチ(パペーテ)行き直行便は、週に2便しかありません。そのため、年末休みを使った日程はほぼ自動的に決まってしまいます。 今年の日程は、12月24日に成田を出発、現地時間の同日にタヒチ到着。12月31日まで7泊8日で船に乗って、1月1日現地出発の便で1月2日に帰国。となりました。

続いて、ヨットの確保です。昨年はSunSailで38フィートのカタマランを借りたのでした。今回は別の会社で、かつもっと大きい船を。そう思って、前回現地の海でよく見かけた、Tahiti Yacht CharterとDream Yacht Charter (DYC)にメールで連絡を取ります。両社ともに対応は良く、すぐに船の候補を3-4種類ずつ出してくれました。その中でも一番大きな、DYCの55フィート・Catana 55 Carbon Infusionを選択。セーリングやチャーターの経歴に関する保険会社の審査の後、ベアボートによるチャーターの許可が無事に降ります。現地で遊ぶために、オプションの2人乗りカヤックとSUPも一台ずつ申し込んでおきます。

日程が決まってヨットの確保ができたら、次は航空券の手配です。タヒチでチャーターヨットの会社が集まっているのは、風下諸島(Leeward Islands)の中心地・ライアテアという島です。成田からパペーテまで直行便でおよそ11時間、そこでローカル路線に乗り換えて45分ほど飛んだところにあります。クルーはまだ集まっていませんが、さしあたって自分と子供3人分の往復航空券と、帰りパペーテでの乗り換えの際に一泊するホテルの手配を、普段から懇意にしている旅行会社さんに依頼。前回もお願いしているので至ってスムーズに、4人分の仮予約が無事に完了しました。

ヨットのチャーター料金は、オプションと空港送迎料金込みで一週間78万円ほどになりました。そのうち25%を、予約から数日以内に支払います。残りの75%は、チャーター開始の1ヶ月半くらい前が支払いの締め切りです。また、ライアテア往復の航空券は大人一名20万円ほどでした。

ヨットの申し込みが完了すると、DYCではIDとパスワードが発行されて自分専用の連絡用ページができます。そのページを通じて、契約内容の確認、クルーリストの記入と提出、セーリング履歴書 (Sailing Resume)の提出、残金の支払い、はたまたチャーター履歴の確認や次回チャーターの申し込みなど、一通りの手続きを行うことができます。このページのおかげで、メールで添付ファイル等をやり取りする煩雑さがほとんどなく便利でした。このうち、クルーリストとセーリング履歴書は出発の二週間前までに提出しなければなりません。

日程と移動手段、そしてヨットの確保が全て済んだら、参加者を集めます。今回のCatana 55はダブルバースが6部屋ある、12人乗りの大きな船です。大勢で賑やかに行くことを志向しつつ、事あるごとに色々な人にタヒチの話を持ちかけます。

タヒチでヨットクルーズ、しかもまだ何ヶ月も先ともなると、誰にとっても即決は難しいものですが、決断力のある人というのはいるものです。秋頃には12人全員の顔ぶれが集まりました。ISPAの仲間である亀山さんご一家3人、あとは以前からの知り合いでヨット部出身の薮下さん夫婦、および娘さんの佐野さん夫婦です。これに私と息子3人(9歳、5歳、3歳)を加えて11人。残りの一名として私の甥(10歳)も混ざる事になり、大人7人と子供5人の賑やかなパーティーが決定です。上記のクルーリストのリンクを送って氏名、生年月日やパスポート番号・有効期限などをそれぞれ記入してもらい、書類の準備も整いました。ちなみにこのような作業も、メールでやり取りして代表者がまとめて記入することになると大変な手間ですので、申し込みページの使い勝手の良さが際立ちました。

秋も深まる10月末に、残金の支払いも完了。そして出発までに残っているもう一つの大切な準備、それは食料の事前注文(Provisioning)です。大人数の食べ物、飲み物を到着後に現地で買い出し、運搬して船に積み込むのはとても大変です。そのため、チャーター会社に頼んでおくと、食料の調達、船への積載と冷蔵庫への収納などを予めやっておいてくれますので、労力と時間の大きな節約になります。今回は12人ということで量の感覚もなかなか掴みにくいのですが、牛肉、鶏肉、パン、シリアル、パスタ、野菜、果物、調味料、そしてタヒチ名物ヒナノビール6ダース、ワイン、シャンパン、おつまみ類などを一通り注文しました。
海図やガイドブック類は、前回のクルーズで購入したものがあるのでOK。これで出発までの準備は整いました。

#

12月24日土曜日、待ちに待ったタヒチへの出発当日です。エアタヒチヌイ77便パペーテ行きは17時40分出発ですので、15時半頃に12人のメンバー全員が成田空港の第二ターミナルに集合します。冬休みに入っている人は一般的にはまだ少ないのか、空港は比較的空いています。チェックインして荷物を預け、スムーズに出国。搭乗ゲートまで歩く途中では、旅立ちを祝してとりあえずのカンパイ!です。

飛行機に搭乗してからは、給油ホースがエンジンに絡まったとかで一時間ほど待たされるトラブルがありましたが、日もすっかり落ちた19時頃にゲートを出発、離陸。一路南を目指します。パペーテまで11時間のフライト、間に機内食が二回。ちなみにエアタヒチヌイの機内ではエコノミークラスでもスパークリングワインのミニボトルがもらえて、好きな方にはお勧めです。
灼熱のタヒチに無事到着して、ポリネシアンミュージックの出迎えを受けながら入国。

続いて国内線に乗り換えてライアテアへ向かいます。ライアテアには現地時間の12月24日13時頃に到着し、申し込み通りに迎えに来ていた車に分乗してマリーナへ。DYCのベースは、空港から車で5分ほどのウツロア・マリーナにあります。埠頭では、僚船たちの間に私たちのCatana 55が係留されて、出発の時を待っていました。

DYCの事務所で契約書にサインし、デポジット金の支払いを行います。続いて船に乗り込んで船全体の説明、ここが大切なところです。まずはメインサロンのスイッチパネル周りから始まります。ここには灯火類、清水ポンプ、海水ポンプ、冷蔵庫、冷凍庫、計器類、オートパイロット、無線機、エアコン、DC-ACインバーター、ジェネレーター、オーディオなどのスイッチが全て集まっています。また、キッチンでガスと水道の使用方法の説明を受けます。6つの船室にそれぞれ備えられているヘッド(トイレ)とシャワー、および排水ポンプの使い方も聞きました。

次にアフトデッキへ出て、燃料タンクの位置確認、アフトロッカーに入っているディンギーアンカーなど備品の確認。ディンギーの使い方。メインハリヤード、メインシート、ジブシートと電動ウインチの説明。なお、この船にはフォアセールが2枚あり、一枚は主に下り~ビームリーチ用のジェノア、もう一枚は上り用の小さなジブで、後者はセルフタッキングになっていました。いずれもファーリングです。
スタボへ回って、階段下のスタボエンジンルームの説明。ここにはスタボエンジンのほか、ウォーターメーカー(毎時200リットル)、清水ポンプ、予備ポンプ、ポンプ切り替えスイッチ、および左右清水タンクの切り替えコックがあります。そのように水まわりが集中している場所のため、クルージング中にも、清水製造や清水コック切り替えのために、このスタボエンジンルームには毎日何度か降りる事になるのでした。

フォアデッキでアンカーとウインドラスの使い方、マストまわりでリーフロープの説明。続いてポート側からアフトに戻り、ポートエンジンルームの説明。ここにはポートエンジンとジェネレーター、そしてエアコンのコンプレッサーがありました。

ラットとコクピットベンチは両舷にありますが、スロットルと計器類はスタボ側のみです。よってスタボ側でエンジン始動と暖気の仕方、および計器類の簡単な説明。このあたりはどの船もだいたい同じです。

船の使い方説明は以上で、およそ1時間強でした。事務所に戻ってレンタルの携帯電話を借り、Provisioningのお金を支払って、また船で搭載食料と法定備品の確認をします。さらに事務所で危険水域や3つの危険生物(毒のある貝、毒のあるマゴチのような魚、そして頭上から落ちてくるヤシの実!)の説明を受け、スノーケリングスポットの紹介などを聞いたら、さあ出発準備は完了です!

時刻は16時過ぎ、日没まではまだ2時間以上の時間があります。20ノットほどの東風が吹いていますが、今日のうちに出航する事にします。DYCではベースマリーナの出入りはお客でなくDYCの人がすることになっているため、出港の操船をやってもらい、マリーナの外へ出たところでバトンタッチ。DYCのお兄さんはボートで帰って行きました。さあ、自分たちでプロデュースする一週間の船旅へ出発です!

進路を北西に取り、この日はタハア島西側の砂地でアンカリングすることにします。沈む夕日を左手に見ながら、錨泊地まで1時間ほどのサンセットクルーズでした。ル・タハア・アイランドリゾートアンドスパの水上コテージのすぐ近く、水深2mほどのところに錨を下ろします。まだ日があったため海に入ろうという事になり、トップを切って薮下パパが海にダイブ!みんな続いて思い思いにタヒチの温かい海を楽しみます。

上がってからはアフトデッキで乾杯です。子供たちは元気に食べ物に飛びついています。記念すべきSailing Tahiti 2016の初日、成田での集合からの長い一日はこうして終わりました。

(つづく)

三年ぶりの冬山 木曽駒ケ岳

普通より数日遅くまで正月休みをいただいて、2017年1月4日-5日で木曽駒ケ岳に登ってきました。

ほぼ3年ぶりの冬山でしたが、無事に登れてよかったです。
  • ヤッケ、アイゼン、ピッケル、ヘルメット、ゴーグルなどの道具がなくならずちゃんと存在した
  • 予報では強風が心配されたが当日はそれほどでもなく、快適な雪山登山日和だった
  • 最近すっかり運動不足の割には、それほどしんどい思いもせずに登れた

モンベル・アウトドア・クラブ(MOC)のツアーだったのですが、ガイドはおなじみ山岳ガイドグループイエティの遠藤さんでした。だから行ったんだけど。

いくつか写真を載せておきます。

宿泊はホテル千畳敷。標高2612mの別天地です。真冬のこの標高にして、暖房完備の和室に浴衣とタオルと歯ブラシが備え付けられており、大浴場では入れないほどアツアツのお湯が滔々と流れています。夕食も豪華。一日目の雪上訓練を終えてご飯の時間になったら、ひとまずビール~。って、ガイドの遠藤さんは既にかなり飲んでますね?

一日目は雲の中でしたが、急速に強まる冬型の気圧配置とともに空も晴れていきました。二日目の夜明け。気温マイナス13度の凛とした空気の中、南アルプス・富士山方面から朝日が昇ってきます。それを鏡のように映して、千畳敷の雪がオレンジ色に輝きます。

ホテル千畳敷では、朝日に染まる千畳敷カールの絶景を窓越しに眺めながら、コーヒーなんて飲めちゃいます。贅沢。しかも、宿泊者は朝のコーヒー200円。高速のSAで買うコーヒーより安い。

冬型の強まりとともに強風も心配されましたが、思ったほどでもありません。ゆっくり支度してから8時半に出発。レッツゴー!行く手にそびえる宝剣岳の三角形のピークが、雪の中に黒々とした岩肌を見せてエベレストのように屹立しています。

千畳敷カールから稜線に出るべく、ロープをつないで雪の急坂を登攀していきます。天気がよくて最高だけど、かなり風が強い!雪がすっ飛ばされてそこら中を舞っています。突風で立ち止まらなければいけないこともしばしば。

稜線に出てからは実に快適な広い尾根歩きで、しばらくして山頂に到着です。木曽駒ケ岳、2956m。私が積雪期に登った山としては白馬岳に次いで高いですね。ホテル千畳敷から3時間くらいでした。

冬の澄み切った青空。360度の大展望です。南アルプス、富士山、八ヶ岳、北アルプス、御嶽山などなど。

昨年末に買った360度カメラで、ぐるりの眺望と共にパーティー全員で記念撮影。マウスで掴んで動かしてみてください。

快晴の木曽駒ケ岳山頂、2017年1月5日 - Spherical Image - RICOH THETA

山頂に着いてしばらく遊んだら時刻は正午、下山を開始します。下りは1時間半くらいでホテルに戻りました。

短かったけど充実した山旅が終わりました。いや~、やはり天気の良い日の雪山は実にいいな~。夏山もいいけど、冬には夏では得られないような突き抜けた清々しさがあります。名残惜しさを感じつつも、千畳敷カールにさよならです。13時55分のロープウェーで無事に下山しました。

せっかく雪山に復帰できたから、今シーズン雪がなくなる前にもう一回くらいどこか登っておきたいところです。3月末か4月頭の唐松岳あたり狙おうかな。または5月の槍・穂高。それまでに運動の方もそれなりに再開しておきたいものです。

ところで、今回は3種類のカメラを山に持ち込みました。1つはiPhone、2つ目はアクションカメラ(SONY HDR-AS200V)、そして3つ目は360度カメラです。それぞれに特徴や用途の違いがあり楽しかったのですが、すごく気温が低い中でバッテリーをもたせるのはやはり大変でした。使わない時にはヤッケの胸ポケットに入れて温め、ついでにモバイルバッテリーで充電もしておきます。オーバーグローブで撮影したり出したりしまったりするのは実に面倒だったのですが、その甲斐あって一日の山行の間には十分撮影を継続することができました。でもこれらの雪山の美しい写真を改めて見返すと、やはりやっておいてよかったなと思います。

Appendix

プロフィール

つぬたり

Author:つぬたり
理学博士、3男児の父、丸の内ビジネスマン、そしてアウトドア超実践派の気象予報士。

アウトドアでの主な活動分野は、山と海、そしてトライアスロンやトレイルランニングなどの競技です。競技はアイアンマン・ジャパン、全日本宮古島トライアスロンや日本山岳耐久レースなど長距離レースの完走実績あり。しかしタイムは遅いので、もっと目標を持って頑張らないといけません。

山はここのところ冬がメインで、2014年1月の赤岳(八ヶ岳)登頂を皮切りに、阿弥陀岳北陵、白馬岳主稜などの雪山バリエーションルートの登攀を行いました。ただし「自分の技量を全く信じない」のがモットーなので、いつもガイドさんと一緒です。

海はボートとヨット。ISPAコスタルスキッパー(パワーボートおよびセールボート)の資格を有していますが、若葉マークでまだまだこれからです。あと、スキューバダイビングも時々思い出した時にやります(PADI アドバンスダイバー)。生涯ダイブ本数は50本強。

気象予報士試験の合格と予報士登録は2009年です。この地球に生まれ、かつ豊かで変化に富んだ国土を持つ日本に生まれたことを幸いに、自然の美しさと不思議さを肌と頭の両方で感じまくることが全ての活動の基本テーマ。スローガンは「自然の声を聞く(Listen to the nature)」。そのため、理論と実践の両輪で研鑽を続ける日々です。

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