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帰国、そして週の始まり

西経70度のコッド岬から、東経139度の千葉まで遥々帰ってまいりました。到着は日本時間で日曜日の夕方、移動時間は18時間半くらいでした。

同じコッド岬の研修にオーストラリアから来ていた同僚によると、彼らも私と同じように現地時間土曜日の朝にコッド岬を出発し、まずはボストンからロスへ。そこからは~る~ば~る~太平洋を横断し、シドニーやメルボルンに着くのは現地時間の月曜日朝(つまり今ごろ)なのだそうです。それに比べれば日本なんてだいぶマシなんだな。

実際Google Earthで二点間の沿面距離を測ってみると、
+ ボストン-東京: 約11000km
+ ボストン-シドニー: 約16000km
となっており、シドニーまでは単純距離で5000kmも余計にあることがわかります。

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ポリネシアの大海原の上をえんえんと飛ぶルートって、ロマンは大いに感じますけどね。でも5000kmプラスというとそれだけで東京-シンガポールくらいの距離だから、やっぱかなり遠いな。しかも、飛行機の航続距離の関係で途中で乗り換えが必要になるため、その分時間も余計にかかるということですね。

あ~、なんだか溜飲が下がった(?)。そんなこんなでバタバタと出張に明け暮れた先週は終わり、移動のうちに週末はどこかへ消滅し、今日からはまた一週間の始まりです。

Cape Codに滞在中

会社で行っているインターン生向けグローバル研修の講師として、ボストン郊外のCape Codというところに滞在中です。

高校時代に地理を真面目に勉強した人なら覚えている「コッド岬」というやつですよね。海岸地形のひとつである砂嘴の代表例。その頃には、まさか実際に行くことになるとは夢にも思ってなかったわい。

今はよい季節のようで、カラリと晴れ渡った空、濃い緑に映える強い日差し、それでいて気温は高くないので爽やか。夏の軽井沢ってこんな感じなのだろうか。もうちょっと暑いかな。

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そしてビーチに出ると、視界の中をぐーっと横に伸びていく砂嘴の地形がなかなかの迫力です。浅いため日中はお日様に照らされて温くなるので、海で泳いでいる人もちらほらいます。

この研修の後は、講師も研修生も世界各地のオフィスに散らばっていきます。しかしその前に、ここで週末を過ごしていく人も多いのです。確かに、土日をここでゆっくりできたら気持ち良さそうだな。まぁ、私は土曜日の朝にそそくさと帰りますけどね・・・。距離が遠く、かつ時間がすすむ方向に帰るため、週末のうちに帰り着くためには、東京の人は最も早く出なければならないのです。オーストラリアよりはましという程度。

今は金曜日の午後2時前。明日の9時半にホテルを出てボストン空港へ向かい、フライトは午後1時25分のJAL便。成田着は東京時間日曜日の夕方です。自宅にたどり着くまで、ドア to ドアで20時間ほどの予定。また長い旅の始まりだ。

ちょっとボストン行ってきます

今日から日曜日まで、ちょっとボストン行ってきます。いま成田空港のさくらラウンジでこれを書いています。あと1時間くらいで搭乗して、787で北太平洋を東へ、東へ向かう予定。

昨年のちょうど同じ時期にも行きました。はい、同じ用事で、会社で受け入れるサマーインターン生向けのグローバル研修に講師として行ってまいります。

昨年の経験では、この時期のボストン界隈は天気最高。東京の5月くらいのような感じで、強い日差し、カラリと乾いた空気、それでいて気温は20度前後と大変過ごしやすい陽気だった覚えがあります。その意味では今回の滞在もとても楽しみなのですが、やはり日本には残した家族と仕事があるわけで…。かつ、ボストン自体も別に遊びに行くのではないわけで…。やはり海外出張は色々と大変なのです。

なお、昨年のその記事に書いた「東海岸はボストンしか行ったことがない。ニューヨークもフィラデルフィアも、DCも行ったことなし」という状況は、一年経った今でも変わっていません。NYとDCは、その後飛行機の乗り換えでは行ったけどね…。今回もどこにも寄らず真っ直ぐ行って真っ直ぐ帰るだけですが、子供が大きくなったりしてもっとゆとりができたら、アメリカもゆっくり旅をしてみたいものですな。

ってわけで、行ってきます。

残雪の谷川岳

もう一ヶ月以上前のことになってしまいますが、ゴールデンウィーク明けの5月7日、ピンポイントで晴天を狙って谷川岳へ登って参りました。

もともとは冬山の手始めとして、12月に雪上技術講習会と登頂ツアーに参加したもの。しかし講習会当日は吹雪で、翌日は止んだもののモッフモフの胸まで埋まる積雪で登頂は当然断念。ただそれをきっかけとして雪山の世界の扉は確かに開き、年が明けてからは1月の赤岳登頂、3月の阿弥陀岳北稜登攀、そして4月末の白馬岳主稜登攀という輝かしい(?)実績を残してシーズンが幕を閉じたのでした。

しかし、何かが足りない。

そう、谷川岳。敗退したままでは、ループが閉じていない感じ。それよりずっと難しい山に登ってきたけど、やはり雪が完全に消えてなくなる前に谷川岳に行っておかねば気が済まない。

って感じで、連休明けの職務を放棄し、恐ろしいくらいガラッガラの上越新幹線下り線で東京を脱出。ぴゅーっと上毛高原へひとっ飛びし、新緑萌える水上高原を経て、谷川岳ロープウェイから天神平へ入山したのでした。

天神平のスキー場は、ちょうど前日の5月6日でクローズでした。まばゆいばかりの春の光で、雪だるまくんもまぶしそうにしています。12月に来た時と全然違う…。でも雪はまだたくさんあるので、アイゼンを装着して登り始めます。奥に見えるのが谷川岳本峰です。これからあそこまで行くのだ。

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快晴です。残雪と緑のミックスが青空に美しく映える、ザ・春山。

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豪雪地帯である谷川岳一帯は、2000mに満たない標高の割に山容が鋭くてかっこいいのです。時々歩みを止めては周囲の景色を楽しみます。単独行だと、ペースを好き勝手に調整できるのがいいところ。

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汗をかきながらずんずん登っていきます。頂上直下の斜面はまだ大雪田でした。よく見ると、写真の左の方に頂上を目指す登山者の姿が点々と見てとれます。

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そして、念願の谷川岳頂上!一応雪の残っているうちに来られて本当によかった。なお、谷川岳の山頂に立ったの自体は初めてではありませんが、20年以上ぶりです。

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山頂からのパノラマ写真。うまくアップロードできるかな?休憩を取る登山者の向こうに、小さく肩の小屋が見えています。

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この後は前日からTwitterで連絡を取っていた肩の小屋さんにお邪魔してしばし談笑。上の写真でもわかる通り、最高にロケーションの良いところです。「毎日毎日谷川岳にいても、毎日表情が全然違うので少しも飽きることがない。」とご主人が話されていたのが印象的でした。

小屋を後にしてからは、シリセードも交えてあっという間に天神平へ下山。入山から下山まで4時間ほどのスムーズな登山でした。

天神平のレストハウスにて、バス待ちの時間を調整しつつ休憩。電車で来ると、下山後にビールを飲めるのが最高にいいところです。

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上毛高原から新幹線に乗って、明るいうちに東京に帰り着きました。お疲れ様でした~。

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これにて、雪を踏む山歩きは完全にシーズン終了。次は7月の海の日連休に、槍ヶ岳・北鎌尾根を攻めることになっています。が、気づけばあと一ヶ月しかないな~大丈夫かいな。

残雪の谷川岳、その他の写真はこちら

白馬岳主稜登攀

4月26日-27日の土日で、白馬岳の主稜クライミングに行ってきました。ガイドはいつものイエティさん、イエティのスクール生4人も参加して、私(ビジター)と合わせて6人のパーティーでした。

主稜は、白馬岳の山頂から白馬尻までほぼ真っ直ぐに伸びる標高差1400mの長大な尾根。真冬の間は雪が落ち着かず、一方雪が溶けるとブッシュと岩で覆われるため、一年の間で3月-5月くらいの時期しか登れないバリエーションルートです。

土曜日は朝7時半に、あずさ3号に乗って新宿を出発。中央線から大糸線へ直通する南小谷行きの特急で、白馬には乗り換えなしで11時半に到着しました。同行者の皆さんと落ち合い、猿倉から入山して雪の上をテクテクと白馬尻まで歩きました。

白馬尻から望む白馬岳。目の前の割と広い斜面から上り始めて、一番高いところまで少し左寄りにたどっていくのが明日登る主稜です。それにしても、見てくださいこの青空!明日も午前中は大丈夫との予報です。
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白馬尻でテントを張って幕営。こうして見ると、我らがパーティーはなぜか緑色のテントが多いですね。キャンプ場でなく山でテントを張って寝るのは、ワタクシ実は20年ぶりくらいだったような…。キャンプ場とは違って便利な水道も炊事設備もなーんにもありませんが、開放感はたまらないものがあります。なお、ここは標高1500m。当日夜の気温は0℃くらいで、ダウン上下を着込んでシュラフに入れば快適でした。
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翌朝は4時出発。とは言え寝すぎて起きたら3時20分だったので焦りましたが、バタバタと支度して、他の人を少し待たせつつも(すみません)暗い中を何とか歩き出しました。天気は相変わらずの快晴で、夜明け前の空に星がギラギラと輝いていました。

主稜に向けて最初の斜面を歩く間に、少しずつ明るくなってきました。
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雪をまとった峰々が、朝焼けに美しく染まります。
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出発から3時間、午前7時20分ごろの写真。山頂がだいぶ近くなってきました。よーく見ると、主稜の上を歩く先行パーティーの姿も点々と見えます。
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ハイシーズンの天気のよい土日とあって、前日、当日共に多数のパーティーが入山していました。雪の量もほどほどで、トレースも明確だし、例年と比べてもかなり登りやすいコンディションだったようです。
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白馬岳は標高2932m。私は3000m近い山に登ると、決まって息が上がり、眠たくなってしまいます。今回もその例に漏れず、2500mを超えたあたりからゼーゼーハーハー、肩で息をしながら雪稜の急傾斜を登っていきました。でも、左右も切れ落ちているところが多いため、ふらつかないよう慎重にいかなくてはなりません。

そんな感じで、パーティーの足を引っ張りつつも頑張って登ること約5時間、白馬岳主稜の核心である最後の壁に到着です。下の写真で見えている一番高いところが白馬岳の山頂。そこへ向かって、傾斜50度、長さ55m程度の雪の壁をやっつけなければなりません。真っ青な空に向かって雪の上を走る3本のロープ。これぞ雪山って感じ。
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登れるルートが限られており、順番待ちが発生していたため、ここで一時間ほどの休憩。高度障害で半眠り状態だった私には、結果的にとてもよいリカバリー時間になりました。少しウトウトしたらだいぶ楽になったので、順番が来ると共に前の人について順調に壁を登攀。両手にバイルを持って両手両足で雪面を掴みながら高度を上げ、最後の雪庇をヨイショと乗り越えると、白馬岳山頂にズボッと到達します。先ほどの壁とは打って変わった、平坦で平和な場所です。
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白馬岳に登ったのは中学のワンゲル合宿以来だから、これまた23年ぶりくらい?あの時は、まさか20年以上後に横っちょの崖から登ってくることになろうとは全く思ってなかった…。

ガイドさんとスクール生の皆さんがロープやクライミング道具を片付けたりしている間、ビジターの私は手伝わずに(すみません…でも役に立たないもので)周囲の景色を楽しみます。下の写真は、白馬岳山頂から北の方を望んだもの。この山並みをずーっとずーーっと越えて、日本海まで行ける道があるんだよね。栂海新道。ここから海まで3泊4日くらいかかるけど、いつか歩いてみたいものです。
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小蓮華山と白馬乗鞍、栂池自然園方面。一番右手奥には栂池高原スキー場の最上部・栂の森ゲレンデも見えています。まだ滑れそうだな。シーズン最後のスキーを楽しんでいる人々がいることでしょう。
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今登ってきた白馬岳主稜を見おろす。ウネウネしててカッコいいのですが、写真だと立体感が伝わらないのが残念です。後続パーティーの姿もいくつか見えます。
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しばし山頂で過ごした後は、一般ルートである大雪渓を一気に下山します。山スキーで登ってきている人もたくさんいました。帰りは大雪渓を爽快に滑り降りるのでしょう。あれも面白そうだよな~。遊びのフィールドって、出かければ出かけるほど新たな遊びに出会ってしまうのでほんとキリがありません。
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白馬尻に置いてあったテントなどの荷物を回収し、山頂付近とはだいぶ違うザクザクした雪の上をハイペースで歩いて、猿倉の駐車場に無事下山。白馬岳と、今日登った主稜が改めてよく見えます。よくあんなところまで行って降りてきたなぁ。
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ガイドさんの車で里まで送ってもらい、白馬駅で解散。私は15時のアルピコバスで長野駅へ行き、そこから新幹線に乗って東京へ向かいました。東京駅に着いたのは18時12分。つまり、白馬から東京までほんの3時間ほど!新幹線って、やっぱりとんでもなく速いです。おかげで19時過ぎには自宅に帰ることができました。
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これにて、今シーズンの雪山登山は終了です。思えば、石井スポーツの広告に触発されて雪山というものに興味を持ち、12月に谷川岳でモンベル・イエティコラボイベントの雪上訓練に参加して以来、1月の八ヶ岳・赤岳、3月の八ヶ岳・阿弥陀岳北稜、そして今回4月末の白馬岳主稜と、かなり充実したシーズンとなりました。これもひとえに、上達する気の全くない(またまたすみません…)私をも苦笑いしながら連れて行ってくれるガイドさんの優しさ、技術、度量の広さと、半ば諦めが入りながら送り出してくれる家族のおかげかと思います。

それにしても、これらの活動を通じていつも本当に思うのは「一にも二にも体調と体力」ということです。私たちは山のプロではなく一般の社会人なので、出発の前夜まで仕事をし、週末に早起きして出かけて雪山をよじ登ったとしても、明くる月曜日の朝にはきちんと仕事を始めてパフォーマンスを発揮しなければなりません。そのように仕事も遊びも分厚く楽しむには、多少ハードな日程でもへこたれない体力をつけ、普段の生活に支障をきたさないよう常に体の調子を整える必要があると痛感します。そのために継続的なトレーニングを行うと共に、食べ物、飲み物や睡眠に常日頃から気をつけるのも自然なことと考えるようになってきました。

なお、これから夏のシーズンにかけては、7月に憧れの槍ヶ岳・北鎌尾根でのガイド登攀を予定しているのと、あとは個人山行で、子供を連れて日本アルプスか八ヶ岳でも行けたらと思っています。

来シーズンの雪山は、12月頃の富士山に登ってみたいのと、八ヶ岳でも挑戦したいルートがいくつかあります。が、本当にやるかどうかは、また寒くなってきたら考えようかな。

Appendix

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    プロフィール

    つぬたり

    Author:つぬたり
    理学博士、3男児の父、丸の内ビジネスマン、そしてアウトドア超実践派の気象予報士。

    アウトドアでの主な活動分野は登山、トライアスロン、トレイルランニングです。アイアンマン・ジャパン、全日本宮古島トライアスロンや日本山岳耐久レースなど長距離レースの完走実績を持ちますが、タイムは遅い。「ゆっくり長く」が好きなタイプ。

    最近は活動の軸足を登山に移しつつあり、2014年1月の赤岳(八ヶ岳)登頂を皮切りに、体力的・技術的により難度の高いルートへの進出を目指しています。

    気象予報士試験の合格と予報士登録は2010年。気象学の理論、観測データ、そしてアウトドア現場での感覚を一体のものとして結びつけるため、日々勉強と実践です。

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