Entries

揚力の原理

飛行機の翼が機体を持ち上げる、揚力という力。この力が発生する原理について、

「翼はいわゆる翼断面形状という、上がふくらんで下がまっすぐな形をしている。翼上面のふくらんだ面を流れる空気は、翼の後ろで下面をまっすぐ通った空気よりも長い距離を通らなければいけないので、流れが速くなる。よってベルヌーイの定理により上面の圧力が下がり、そちらに吸い込まれる力が発生する。」

というのがよく本に書いてありますが、これは完全な間違いです。なぜ間違いなのかは簡単に証明できて、
* そもそも、翼断面は上がふくらんでいて下が平らとは限らない
  - 例えば紙飛行機は平板翼、超音速機は上下対称なダイヤモンド翼。最適な翼断面形状は速度域により変わる。
* 翼をひっくり返しても揚力は発生する
  - 背面飛行。
などなど、いくらでも反証が出てくる。

明日からヨットを習うためにいくつか本を読んでいる。ヨットは帆を通り抜ける風が揚力を発生することで推進力を得る。これは正しい。ただ、その揚力の発生原理について、上に書いたよくある勘違いがまたもやどの本にも書いてあるので、多少うんざりしてしまった。

それでは、翼の揚力ってどうやってできるの?
一言でいえば、風の流れの向きを変えるから。車の窓から手のひらを出し、少し傾けてみれば揚力を感じるでしょう。大切なのは翼の断面形状ではなく、空気の流れに対して迎え角があることが本質です。
この記事に対してトラックバックを送信する(FC2ブログユーザー)
http://g640114.blog42.fc2.com/tb.php/161-d5c133d4

0件のトラックバック

2件のコメント

[C183]

その理論だと、足腰がものっすごく沈んでるオレは
もっと揚力を得られていいはずなのに。。。
  • 2006-08-18
  • かっぱ
  • URL
  • 編集

[C186]

水の中で浮いてる原理は揚力じゃなくて浮力だからな、基本的に。揚力で浮くのはすっげ〜疲れると思う。もっと太って浮力得るべし。

コメントの投稿

投稿フォーム
投稿した内容は管理者にだけ閲覧出来ます

Appendix

プロフィール

つぬたり

Author:つぬたり
家庭、数多くの趣味、忙しい仕事の3兎を追う支離滅裂な若手社会人。理学博士、新米パパ、5人兄弟の真ん中などなど様々な横顔がありますが、その実は重たい体に鞭打ち頑張るへなちょこトライアスリート。佐渡国際トライアスロンAタイプおよびアイアンマン・ジャパンの完走経験を持ち、自称ロング専門。

このように自力で陸と海を駆け回る傍ら、オートバイ、ボート、ヨットなど乗り物を使ったレジャーやスポーツにも精力を傾けています。2007年10月からはモーターグライダーの訓練を始めて、長らくの念願であった空へと進出中。2008年4月より半年間の期間限定でシドニーに在住し、週末は飛行機とグライダーの練習に励んでいます(平日は一応仕事してます)。

仕事が忙しくなっても運動を続けること、自家用飛行機と計器飛行の資格を取ること、そして賑やかで楽しい家庭を作ることが当面の目標です。

天気予報


-天気予報コム- -FC2-

ブログ内検索

Powered By FC2ブログ

Powered By FC2ブログ
ブログやるならFC2ブログ